
Gustav Mahler Symphony No. 5, arr. for two pianos by August Stradal
『マーラー 交響曲第5番 ピアノ2台用編曲(A. ストラダル)
この編曲は、基本的にオーケストラを忠実に再現しようとするもので、非常に音が多く、演奏も難易度が高い。編曲者のアウグスト・ストラダルとマーラーは、生年が同じ1860年であるうえ、両者とも現在のチェコで生まれ、ウィーン音楽院で学んでいると共通点が多い。ナナサコフの多重録音による演奏は、全体的に激情型の表情豊かな演奏ではなく、インテンポで楽譜の指示通り進む場面が多い。ピアノの音だけになり曲の構造が露わとなることで、新しい気づきも多いだろう。特に第5楽章のフーガ的な書法はピアノ編曲の醍醐味が味わえる。
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JNCD-1026 Track List